呉市で病児保育・病後児保育が予約できる「あずかるこちゃん」の運用がスタート 4月15日(月)より利用登録開始、5月1日(水)よりネット予約が開始に

株式会社グッドバトン(東京都中央区、代表取締役:園田正樹)は、広島県呉市から委託を受ける施設の病児保育室で、2024年5月1日(水)より病児保育予約サービス「あずかるこちゃん(https://azkl.jp/を活用した予約受付を開始します。これにより、呉市内のすべての病児・病後児保育施設(5月時点で1施設、2024年度末に3施設となる予定)において、スマホから空き状況の確認と予約申込の受付が可能になります。


呉市からのコメント「あずかるこちゃん導入の背景」

呉市では、保護者が病児・病後児保育施設を利用するためには、事前に呉市が実施施設に出向き、登録しなければならず、ICT化を進めることで、保護者や施設の双方の負担を軽減するため、県内の先進事例を参考に「あずかるこちゃん」の導入に
至りました。これによりスマートフォン等でウェブサイトやLINEから24時間いつでも登録、予約申込みやキャンセル、空き状況の確認が可能となり、保護者や施設の利便性向上を期待しています。

呉市の病児・病後児保育室の利用状況

呉市内の1施設における利用者数の推移を2019年から2023年まで見ると、新型コロナウイルスの流行に伴い利用者数が減少しました。その後、利用者数は回復傾向となり、2023年度は新型コロナウイルス流行前の水準に近づいてきています。

呉市では、病児保育のさらなる充実のために、①利便性を向上させ、認知度を拡大する目的であずかるこちゃんを導入いただき、②施設の新規開設(2024年度中に2施設)を予定しています。

病児保育の現状「利用の不便さによる低い利用率」

内閣府の調査(※)によると、全国の病児・病後児保育室の利用率は約30%です。十分に活用されていない大きな原因は、認知不足に加え、電話予約に代表される使いづらい仕組みであると考えられます。

弊社が全国の子どもを持つ就労女性300人にアンケートを行ったところ、「病児保育の利用経験がない」と答えた方は88%にのぼりました。さらに病児保育を利用したことがない方に、病児保育について知っているか聞くと、75%が「知らない」もしくは「名前しか知らない」と回答しました。また、アンケート結果から、手続きの煩雑さが利用を遠ざけているということも分かりました。

あずかるこちゃん導入時に広報支援を行うことで、「使いづらさ」と「認知不足」2点の課題解決につながります。この度、病児保育を必要な方にスムーズにご利用いただくため、呉市と契約を締結致しました。

呉市内の市から委託を受けるすべての病児保育室で利用可能

また、あずかるこちゃんは、保護者だけでなく病児・病後児保育室にとっての利便性向上も目指します。従来の電話での予約対応は、スタッフが保育に集中しにくい、時間外に受電ができないために保護者とすぐにつながれないといったデメリットがあります。これらをあずかるこちゃんのネット予約機能で解決します。

病児保育を必要とする保護者と空きがある病児・病後児保育室が、時間の縛りなくつながることが、病児保育事業をよりよくしていけるとあずかるこちゃんは考えています。

また、本取り組みと病児保育事業自体の周知強化を目的としたパンフレットやポスターを制作し、呉市内の保育園等で配布、掲示を行います。病児保育の利用、運営、啓蒙にあずかるこちゃんが力になれるよう、今後もサービス提供を推進していきます。

 

病児保育を、手のひらに。病児保育予約サービス あずかるこちゃんとは

あずかるこちゃんは保護者と病児保育室をつなぐ、病児保育の検索・予約サービスです。保護者はいつでも簡単にLINEやウェブから病児保育室を検索、予約が可能。施設のスタッフにとっても、煩雑な事務作業から解放され、保育に集中できるというメリットがあります。導入自治体では、地域にある委託先の病児保育室の情報をすべて一元管理できるようになります。現在210施設、10自治体での導入、登録児童数は100,000人および累計予約数300,000件を突破。

 

あずかるこちゃん 病児保育ネット予約サービス