西宮市で2月1日(火)より 「あずかるこちゃん」での病児保育支援システム運用がスタート

Connected Industries株式会社(東京都中央区、代表取締役:園田正樹)は、兵庫県西宮市の市から委託を受ける5施設すべての病児保育室で、2月1日(火)より病児保育支援システム「あずかるこちゃん」の提供を開始します。これにより、西宮市市内の5施設の病児保育室において、スマホから空き状況の確認と予約申込の受付が可能になります。

■ 病児保育を、手のひらに。病児保育支援システム「あずかるこちゃん」とは

「あずかるこちゃん」は保護者と病児保育室をつなぐ、病児保育の検索・予約サービスです。保護者はいつでも簡単にLINEやWebから病児保育室を検索、予約が可能。施設のスタッフにとっても、煩雑な事務作業から解放され、保育に集中できるというメリットがあります。導入自治体では、地域にある委託先の病児保育室の情報をすべて一元管理できるようになります。

あずかるこちゃん

 

■ 病児保育の利用率の現状/利用の不便さ

内閣府の調査(※)によると、全国の病児保育室の利用率は約30%と言われています。十分に活用されていない大きな原因は、認知不足に加え、電話予約に代表される使いづらい仕組みであると考えられます。

弊社が全国の子どもを持つ就労女性300人にアンケートを行ったところ、「病児保育の利用経験がない」と答えた方は88%にのぼりました。さらに病児保育を利用したことがない方に、病児保育について知っているか聞くと、75%が「知らない」もしくは「名前しか知らない」と回答しました。また、アンケート結果から、手続きの煩雑さが利用を遠ざけているということも分かりました。

病児保育を必要な方にスムーズに届けるため、あずかるこちゃんは特に「使いづらさ」と「認知不足」2点の課題解決を目指しています。

今回、西宮市はあずかるこちゃん導入により、市内5施設の病児保育室で空き状況がリアルタイムに見える化されます。また、時間を気にせずスマホから予約とキャンセルも行えます。さらに、これまで事前に記入・提出しなければならなかった紙の登録用紙は廃止され、代わりにスマホであずかるこちゃんから登録が可能になります。

また、あずかるこちゃんは、保護者だけでなく病児保育室にとっての利便性向上も目指します。従来の電話での予約対応は、スタッフが保育に集中しにくい、時間外に受電できないために保護者とすぐにつながれないといったデメリットがあります。これらをあずかるこちゃんのネット予約機能で解決します。

病児保育を必要とする保護者と空きがある病児保育室が時間の縛りなくつながることが、病児保育事業をよりよくしていけるとあずかるこちゃんは考えています。

また、本取り組みと病児保育事業自体の周知強化を目的としたパンフレットやポスターを制作し、西宮市市内の保育園等で配布掲示を行います。病児保育の利用、運営、啓蒙にあずかるこちゃんが力になれるよう、今後もサービス提供を推進していきます。

市内に掲示予定のポスター

※病児保育利用率に関するデータ/内閣府「病児保育事業について」(平成25年12月11日発表)

あずかるこちゃん 病児保育ネット予約サービス