東京都文京区で病児保育予約サービス「あずかるこちゃん」が導入開始 文京区から委託を受ける4施設すべての病児保育室で、スマホから空き状況の確認と予約が可能に
株式会社グッドバトン(東京都中央区、代表取締役:園田正樹)は、東京都文京区から委託を受けるすべての病児・病後児保育室で、2024年7月1日(月)より病児保育予約サービス「あずかるこちゃん病児保育(以下、あずかるこちゃん)」を活用した予約受付を開始します。これによって、区内4施設でスマホから空き状況の確認と予約申込の受付が可能に。病児保育の利用ハードルが下がり、保護者にとっても、施設や自治体にとってもより使いやすくなります
サービス導入の背景
病児保育とは、病気や病み上がりなどで登園・登校できない子どもを保護者の代わりに専門の保育士や看護師が預かり、みてくれる素晴らしい事業です。一方で、手続きの複雑さから利用に至るまでのハードルが上がっている面も。このハードルを下げるべく、手続きをする保護者と保育を担う施設、さらに事業委託をしている自治体を適切にサポートするのがあずかるこちゃんです。
文京区では、新型コロナウイルスの流行に伴い病児・病後児保育の利用者数が減少しましたが、施設の新設などの取り組みにより利用者数は回復しつつあります。さらに今回、あずかるこちゃんが導入されることによって、病児保育事業の利便性の更なる向上と認知度の拡大が期待されています。
文京区内の4施設、すべての病児・病後児保育室で利用可能に
今回文京区は、あずかるこちゃん導入により、区内4つの病児・病後児保育室で空き状況がリアルタイムに見える化されます。保護者はLINEやウェブから施設を検索、予約申込が可能。時間を気にせず、いつでもスマホから予約申込とキャンセルが行えます。
また、本取り組みと病児保育事業自体の周知強化を目的としたパンフレットやポスターを制作し、文京区内で配布、掲示します。あずかるこちゃん導入時の広報支援によって病児保育の啓発と利用を促進します。
文京区子ども施策推進担当課長からのコメント
これまで病児・病後児保育事業を利用する場合、施設に直接電話で空き状況を問い合わせる必要がありました。利用者は日中に電話連絡をする必要があり、また施設職員も朝に電話の予約対応と児童の受入を行うため負担が大きい状況でした。
病児保育予約サービス「あずかるこちゃん」を導入することで、開室時間外でも予約・キャンセルができ、キャンセル待ちの状況も把握できるようになります。利用者と施設職員の双方の負担軽減が期待でき、利便性の向上につながると考えております。
病児保育予約サービス「あずかるこちゃん病児保育」とは
あずかるこちゃん病児保育は保護者と病児保育室をつなぐ予約サービスです。保護者はいつでも簡単にLINEやウェブから病児保育室を検索、予約申込が可能。アプリのようにダウンロードする必要はなく、ブラウザーから利用できます。保護者にとって使いやすいだけでなく、施設のスタッフも煩雑な事務作業から解放され、保育に集中できるように。また、導入自治体は地域にある委託先の病児保育室の情報を一元管理できるようになります。現在218施設、11自治体で導入、登録児童数は110,000人および累計予約数400,000件を突破しました。https://azkl.jp/
※あずかるこちゃんは無料で利用できますが、病児保育は各自治体または病児保育室が定めた料金がかかります。
病児保育の現状
弊社が2018年に全国の子どもを持つ就労女性300人へアンケートを行ったところ、「病児保育の利用経験がない」と答えた方は88%にのぼりました。さらに病児保育を利用したことがない方に、病児保育について知っているか聞くと、75%が「知らない」もしくは「名前しか知らない」と回答。また、アンケート結果から、手続きの煩雑さが利用を遠ざけているということも分かりました。
あずかるこちゃんは、そんな病児保育利用のハードルを下げ、より使いやすくなるようサポートします。病児保育を必要とする保護者と空きがある病児保育室が、時間の縛りなくつながることが、病児保育事業をよりよくしていけると考えているからです。
会社概要
株式会社グッドバトン
産婦人科医の園田正樹により2017年設立。2020年に病児保育事業を保護者、施設、自治体の三方で支援するサービスとしてあずかるこちゃんをリリース。2023年、「それぞれの子育てを歓迎する社会へ。」をビジョンに掲げ、病児保育事業にとどまらず「産む」「育てる」そして「育つ」が関わる領域を包括的に支援することを目指しています。