松本市で病児保育、病後児保育が予約できる「あずかるこちゃん」の運用がスタート 12月15日(金)より利用登録開始、1月3日(水)よりネット予約が開始に
株式会社グッドバトン(東京都中央区、代表取締役:園田正樹)は、長野県松本市内にある6施設すべての病児・病後児保育室で、2024年1月3日(水)より病児保育、病後児保育が予約できる「あずかるこちゃん」を活用した予約受付を開始します。これにより、松本市内の全6施設の病児・病後児保育施設において、スマホから空き状況の確認と予約申込の受付が可能になります。
松本市の病児・病後児保育室の利用状況
松本市内の6施設における利用者数の推移を2019年から2022年まで見ると、新型コロナウイルスの流行に伴い利用者数が減少しました。その後、利用者数はある程度回復しましたが、新型コロナウイルス流行前の水準にはまだ達していません。
この状況を改善するため、利便性を向上させ、認知度を拡大する目的であずかるこちゃんを導入いただきました。
病児保育の現状「利用の不便さによる低い利用率」
内閣府の調査(※)によると、全国の病児・病後児保育室の利用率は約30%です。十分に活用されていない大きな原因は、認知不足に加え、電話予約に代表される使いづらい仕組みであると考えられます。
弊社が全国の子どもを持つ就労女性300人にアンケートを行ったところ、「病児保育の利用経験がない」と答えた方は88%にのぼりました。さらに病児保育を利用したことがない方に、病児保育について知っているか聞くと、75%が「知らない」もしくは「名前しか知らない」と回答しました。また、アンケート結果から、手続きの煩雑さが利用を遠ざけているということも分かりました。
あずかるこちゃん導入時に広報支援を行うことで、「使いづらさ」と「認知不足」2点の課題解決につながります。この度、病児保育を必要な方にスムーズにご利用いただくため、松本市と契約を締結致しました。
松本市内の6施設すべての病児・病後児保育室で利用可能
今回、松本市はあずかるこちゃん導入により、市内6施設の病児・病後児保育施設で空き状況がリアルタイムに見える化されます。また、時間を気にせずスマートフォンから予約とキャンセルも行えます。さらに、これまで事前に記入・提出しなければならなかった紙の登録用紙の代わりに、あずかるこちゃんから登録が可能になります。
また、あずかるこちゃんは、保護者だけでなく病児・病後児保育室にとっての利便性向上も目指します。従来の電話での予約対応は、スタッフが保育に集中しにくい、時間外に受電ができないために保護者とすぐにつながれないといったデメリットがあります。これらをあずかるこちゃんのネット予約機能で解決します。
病児保育を必要とする保護者と空きがある病児・病後児保育室が、時間の縛りなくつながることが、病児保育事業をよりよくしていけるとあずかるこちゃんは考えています。
また、本取り組みと病児保育事業自体の周知強化を目的としたパンフレットやポスターを制作し、松本市内の保育園等で配布、掲示を行います。病児保育の利用、運営、啓蒙にあずかるこちゃんが力になれるよう、今後もサービス提供を推進していきます。
※病児保育利用率に関するデータ/内閣府「病児保育事業について」(平成26年1月24日発表)
松本市の公式LINEアカウントから、あずかるこちゃんにアクセスできるようになりました
LINEのリッチメニュー「子育てメニュー」に、あずかるこちゃんへの導線を設置いただきました。これにより、松本市内の病児・病後児保育室へのアクセスが容易になりました。